「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023、日本代表4−2ソフトバンク」(26日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)
野球日本代表「侍ジャパン」が26日、「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023・日本代表対ソフトバンク戦」に臨み、4−2で勝利した。栗林良吏投手(26)はクローザーとして2点リードの九回にマウンドへ。1回1安打無失点で栗山ジャパンでの“初セーブ”を挙げた。カープの守護神が世界一奪還へ、上々の仕上がりを示した。
あと一人。149キロの気迫の直球で空振り三振を奪い、グラブを強くたたいた。栗林が栗山ジャパンでの“初セーブ”。「ファンの皆さんのおかげで、気持ちの入った投球ができた」。プロに入って初めての歓声に、自然と力が入った。
出番は慣れ親しんだ九回。松井裕から湯浅、大勢と各球団の抑えがバトンを受け取った。抑え候補の一角として、クローザーを担った。それでも、平常心で「今回はたまたま九回のマウンドに立たせてもらっただけ」と腕を振った。
先頭の今宮にこそ右前打を浴びたが、後続2人はゴロで打ち取り、2死一塁。最後は柳町に空を切らせた。「最後の1球以外は良かったかな」。ウイニングボールの高めに浮いた直球が唯一の反省だ。
それ以外の速球はコースへ決まった。代名詞のフォークもカウント球と低めへ投げ分けができた。柳町には2ボールからカーブでストライク。自身が思い描く投球を今季初の対外試合で見せつけた。
東京五輪では胴上げ投手となったが、今大会では守護神へのこだわりはない。ただ、最有力候補であることは間違いない。抑え候補の大勢が湯浅との会話を明かした。「実戦を見ると、栗林さんに劣っている。悔しいけど、負けている部分が多い」。変化球の精度にマウンドでの立ち振る舞い。守護神を争う3歳下の大勢と湯浅が、現時点で“完敗”を認めた。
この日は2万6382人のファンが詰めかけた。プロ生活はコロナ禍でスタート。東京五輪は無観客開催、シーズンも鳴り物応援禁止など、制限つきの日々が続いた。プロ3年目。ようやく球場に歓声が戻ってきた。
プロで初めて耳にした、スタンドからの声。「やってやろうという気持ちになりました」。声援に背中を押された。本戦では、日本中が味方になる。大応援団からのエールを「のみ込まれないで、自分の力に変えられるようにやれたらいい」と想像を膨らませた。
カープから、侍の守護神へ。再び胴上げ投手となる時は、割れんばかりの大歓声が栗林を包み込む。
広島・栗林 侍守護神へ貫禄“初セーブ” プロで初めての歓声を力に ... - livedoor
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