サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、グループリーグE組の初戦に臨んだ日本代表は、強豪ドイツ代表に2―1で逆転勝ちした。静岡県掛川市生まれの森保
1点を追う後半、森保監督が果敢に動いた。効果的な選手交代で布陣を変え、守備を立て直すと、攻撃陣が攻め込めるようになる。75分、相手GKにはじかれたこぼれ球を途中出場のMF堂安律選手が押し込み、同点に追いつく。83分、ロングボールに抜け出した浅野選手が角度のないところから難しいシュートを決め、逆転に成功。森保監督が途中からピッチに送り出した選手が期待に応えた。
1998年フランス大会の代表メンバーで、清水OBの伊東輝悦選手(48)(アスルクラロ沼津)は「布陣を変えた後半は守備が安定した」と指摘する。絶体絶命の場面で、権田選手が4本続いたシュートを全て防いでチームを勢いづけたことについて、「ビッグセーブをしてくれた。W杯が、サッカー王国静岡復活のきっかけになってほしい」と話した。
ドイツでプレー経験のある山田大記選手(33)(ジュビロ磐田)は、「権田選手は1失点目のミスから立て直し、すばらしいセーブを見せてくれた。苦しい時間をしのぎ、2点目を取られなかったことが大きかった」と話し、「次戦も難しい時間は来る。メンバー全員で粘り強く戦ってほしい」と期待する。
優勝候補ドイツを破る歴史的勝利に静岡県内も沸いた。
同県袋井市のエコパスタジアムで行われたパブリックビューイングに集まったサポーターは、試合終了と同時に両手を上げて立ち上がり、喜びを爆発させた。コスタリカ戦を現地で観戦するという会社員男性(33)は「次戦は現地で勝利のために選手を後押ししたい」と笑顔を見せた。
掛川市で理容店を営む森保監督の叔父の原田卓馬さん(67)は、歴史的な勝利を自宅のテレビで見守った。原田さんは「(監督の)采配が当たり、最高の気分。自慢のおいだ」と喜んだ。キックオフ直前の国歌斉唱中、森保監督が涙ぐんでいるように見えた。「日の丸の重みを感じて感極まったのだろう。自分もじんときた」と語った。
好セーブ連発の権田修一、地元は「王国静岡復活のきっかけに」 - 読売新聞オンライン
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