まさかエイリアンが、ユタ州の渓谷に鋼の柱を建てたりはしないだろう。しかし今年は2020年。何が起きても……おかしくはない。
アメリカ・ユタ州野生生物資源部の担当者らが11月18日、上空から興味深い物体を見つけた。
公安局のヘリコプターでオオツノヒツジの頭数を数えていた担当者らが発見したのは、鋼でできた三角形の柱だ。
高さは10〜12フィート(約3〜3.6メートル)あり、砂岩でできた渓谷の地中にしっかりと埋められていた。
この柱の写真を、公安局はInstagramに投稿。「野生生物資源部とオオツノヒツジを数えている間に、私たちはこの物体に遭遇しました。何もないところに突如として現れ、岩の中に深く埋められていたのです」と説明した。
同局はさらに「探究心から、これが何かを知りたいと思っています。一体これは何なんだ?誰か知っている人?」と情報提供を呼びかけた。
一団が乗っていたヘリコプターのパイロット、ブレット・ハッチングス氏によると、柱を発見したのは生物学者で、ヘリコプターは物体の真上をたまたま飛行していたという。
ハッチングス氏は「彼(生物学者)が『ワオ、ワオ、ワオぐるっと回転してください、回転して!』と言ったんです。私が『一体何ですか?』と聞くと、彼は『何か後方にあるんだ、調べてみなければ!』と答えました」と、発見した時の興奮した様子を、地元テレビ局KSLTVに説明している。
ハッチングス氏は最初、柱はNASAの位置確認装置のような科学的な目的を持ったものだろうと考えたそうだ。しかし最終的には、アート作品ではないかという結論に達した、とKSLTVに話している。
誰かがこの柱を見つけに行こうとして危険に遭ってはいけない、という理由でハッチングスさんは、物体の正確な場所は答えなかった。
柱はスタンリー・キューブリック監督の1968年の映画『2001年宇宙の旅』に出てくるモノリスに似ていなくもない。同映画では、猿人たちがこの柱と同じようなモノリスに遭遇する場面が描かれている。
この柱の潜在的な有用性や、アートプロジェクトの可能性、また法的な正当性についてハフポストUS版が土地管理局や米国地質調査所に尋ねたが、まだ返答はない。
もし情報を知っている人がいたら、ぜひユタ州公安局に連絡してあげて欲しい。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
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