11日のニューヨーク株式市場で米国株の指標であるダウ工業株30種平均は1464.94ドル(5.9%)安の23553.22ドルで取引を終え、先月12日に付けた過去最高値から20%下落して11年ぶりに弱気相場入りした。
世界経済が金融危機に動揺していた11年前、米株式相場は小幅な値上がりが続き、ダウ平均は4営業日で約10%上昇。その時は誰も知らなかったが、それが最終的には史上最長となる強気相場の始まりだった。予想していなかったダウ平均の強気相場は、パニックのさなかにほぼ警告なしに終わるという、開始と同じような幕切れとなった。
今回の強気相場が他と異なっているのは、米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)の存在だ。現代の歴史でFRBと金融政策の前例のない実験とこれほど密接な関係があった相場上昇局面はない。
FRBは金融危機や低成長、それにあらゆる種類の市場混乱から投資家を守ってきたが、世界的なリセッション(景気後退)につながりかねない新型コロナに対しては解決策がない。
アカデミー・セキュリティーズのマクロ戦略責任者ピーター・チア氏は「今回の強気相場中に変化したことは、FRBが何でも解決できるとわれわれが想定していることだ。これが世界的な需要の問題になれば、FRBは従来型の政策によって同じように支援することはできないだろう」と指摘した。
一方、12日のアジア市場では、新型コロナ感染拡大の経済への影響が一段と悪化するとの懸念を背景に、アジアの主要株式指標も全面安となり、新興経済国の株価で構成するMSCI新興市場指数がピークから20%を記録し、弱気相場入りした。(ブルームバーグ Vildana Hajric、Claire Ballentine)
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March 13, 2020 at 12:00PM
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11年ぶり弱気相場入り FRB、コロナに解決策示せず - SankeiBiz
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