「エグいっす」GKランゲラックが神セーブ連発今まさに円熟の境地【名古屋グランパス】：中日スポーツ・東京中日 ... - 中日新聞

練習でクロスに反応して飛び出すランゲラック

　守護神への期待は高まるばかりだ。名古屋グランパスは春季１次キャンプ６日目の１５日、沖縄県南風原町の黄金森公園陸上競技場で２部練習。ＧＫランゲラック（３４）は午前のシュート練習でビッグセーブを連発し、オフシーズンの調整が順調に進んだ充実感を語った。

　ＭＦ石田が、胸トラップからドライブ気味のボレーシュートを放った。ランゲラックが腕を伸ばして枠からはじき出すと、選手たちからは大きな歓声が巻き起こった。この日は他にもビッグセーブを連発。チームメートから「ナイス！」と称賛する声を幾度となく受けた。

　後輩ＧＫの東ジョン（２０）も、そのセービングを「エグいっす」と絶賛。ミスが少ない安定感と難しいシュートを止める爆発力を兼ね備えた背番号１に「海外でバリバリやってきた選手なんだなと改めて思った」と尊敬のまなざしを向けた。

　守護神は、今まさに円熟の境地。「経験によってさまざまな状況に対応できている。今の自分のフィットネスもあいまって、非常にいいバランスを保てていると実感している」。豊富な経験と高い身体能力を両立させ、キャリアでも最高の充実感を得ている。

　Ｗ杯の関係で昨季終了が早まり、長くなったオフにも対応。「しっかりトレーニングしていた。いい準備をして、いい形でプレシーズンを始められたと思う」。仕上がりは、既にばっちりだ。

　連続無失点時間とシーズン無失点試合数のリーグ記録を保持する、最強ＧＫ。「われわれはここ何年も守備は同じ選手でプレーしている。グループとしての経験値はアドバンテージだ。タイトルを取る上で、いいチームになると思う」。２０２１年のルヴァン杯に続く栄冠への自信は、深まっている。

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