巨人のルーキー大勢投手活躍たたえ町役場にパネル１４枚初セーブ、初勝利など多可町 - 神戸新聞NEXT

　プロ野球巨人にドラフト１位で入団し、セ・リーグ新人記録に並ぶ３７セーブを挙げた大勢（本名翁田大勢）投手＝兵庫県多可町出身＝の活躍を振り返るパネル展が７日、同町役場１階の多目的ホールで始まった。抑えの切り札として、チームを支えた今季の活躍を１４枚のパネルで紹介。昨年のドラフト会議前後のインタビュー記事を掲載した広報誌や「ほぼ等身大」の切り抜きパネルも並ぶ。１１月１８日まで。（伊田雄馬）

　大勢投手は小学校で「八千代少年野球クラブ」、中学校では丹波市の硬式チームに所属。西脇工高を経て進んだ関西国際大では１５０キロ台の速球を武器に活躍し、昨年のドラフト会議で巨人に１位指名された。

　ルーキーながら開幕１軍を勝ち取ると、クローザーとしてフル回転。スリークオーター気味のフォームから力のある直球を投げ込み、シーズン序盤から順調にセーブを積み重ねた。セ・リーグの新人記録に並ぶ３７セーブを記録し、新人王の有力候補とされている。

　パネル展は町民に明るい話題を提供した大勢投手に感謝を届けようと、町が企画。写真は球団から提供を受け、昨年１２月の背番号１５のお披露目から、初セーブ、初勝利などの節目のシーンを集めた。

　等身大パネルは、予算の都合上やや小さめとなり、１８１センチある大勢投手の身長を再現できなかった。制作した企画秘書課の吉田美千留さんは「これはこれで、グータッチしやすい」と笑う。会場にはメッセージボードも用意され、大勢投手への思いや感謝の言葉を貼り付けることができる。

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