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【小島伸幸 好セーブ】日本はもう一度“デュエル”に取り組むべき - サンケイスポーツ

サッカーW杯カタール大会の組み合わせ抽選会でE組に入った日本。初戦でドイツと対戦する=1日、ドーハ(共同)

よりによってスペインとドイツと同組とは…。1次リーグ突破には、この両雄のどちらかから勝ち点を取らないといけない。厳しい状況だが、日本はどうするべきかを考えたい。

まずは選手。個々のレベルアップは大前提だが、本大会までの約8カ月間で元日本代表監督のハリルホジッチ氏が提唱していた“デュエル”にもう一度、取り組むべきだ。今さら技術で彼らを上回ることは難しいが、1対1に負けない体作りやメンタル強化はできるはず。戦術で勝てるほど甘い相手ではない。

日本サッカー協会にお願いしたいのだが、本大会までに、イタリアやポルトガルなど欧州の強豪国とマッチメークしてほしい。W杯出場を逃したイタリアは堅守速攻のスタイルで、ドイツを想定した戦いができそう。ポルトガルはスペインに似て、強力な攻撃陣が持ち味。日本の守備陣がどこまで通用するか、確認できるだろう。

前回ロシア大会で、ドイツは韓国に敗れて1次リーグ突破を逃した。W杯は何が起こるかわからない。日本は最善の準備で、初のベスト8に挑んでほしい。(本紙専属評論家)

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