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トランプ米大統領にステロイド薬 専属医、回復楽観も疑念残る - 時事通信ニュース

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2020年10月05日07時00分

4日、米ワシントン近郊の医療センターの外で、車の中から手を振るトランプ大統領(AFP時事)

4日、米ワシントン近郊の医療センターの外で、車の中から手を振るトランプ大統領(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領の専属医療チームは4日、新型コロナウイルスの重症患者に処方されるステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」をトランプ氏に投与したと明らかにした。一方、トランプ氏の体調が改善傾向にあるとして、「早ければ5日にも退院できると期待している」と楽観した。入院先の首都ワシントン近郊にある軍医療センターで記者団に語った。

トランプ氏容体「48時間が鍵」 側近指摘、2日に酸素吸入か

 大統領専属医のコンリー氏によると、トランプ氏は2日に高熱を出し、血中酸素濃度が低下したため、酸素吸入を受けた。医療センターに移ったものの、3日に再び酸素濃度が低下した。これまでに治療薬「レムデシビル」が2回投与されたほか、デキサメタゾンが処方された。
 米国立衛生研究所のガイドラインによれば、デキサメタゾンは呼吸補助が必要な重症患者に有効とされる。このため、米メディアは軽症患者に投与されれば効果がないばかりか、逆効果になる危険性もあると指摘している。

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