まさに厳戒態勢――。そんな雰囲気を感じさせる試合となった。
11日に行われたのは明治安田生命J2リーグ第4節、大宮アルディージャと東京ヴェルディの一戦。リーグ戦4連勝を狙う大宮が、いまだ勝利のない東京Vを迎え撃つ格好となったが、そういったチーム状況よりも注目を集めたのが“有観客試合”だ。
2月に開幕したJ2は、新型コロナウイルスの影響で開幕節を終了した時点で中断。再開は6月末まで待つことに。再開されると、2試合を無観客試合(リモートマッチ)で行い、第4節に有観客試合を行うことができる運びとなった。
だが、コロナの脅威は過ぎ去っておらず、Jリーグも警戒を強める。その結果、スタジアムに入るのは最大でも5000人で、検温はもちろん、会場内ではマスクを着用することが求められた。
もちろん、メディアに対する対応も徹底。試合開始1時間前から入場を許可され、普段なら報道陣が集まるプレスルームの使用も禁止に。入場すると、検温やアルコール消毒を受け、そのまま記者席へと通される。試合後の取材もリモートで行われ、観客が帰路に着き、ガランとしたスタジアムの席に記者のみが残り、パソコンを見つめる姿は非常にシュールだった。
■雰囲気は…
2271人が集まったNACK5スタジアムでは、独特の雰囲気が生まれていた。大声を出して歌うなどの行為は自粛を求められているため、チャントは録音によるもの。したがって、久々に生のサッカー観戦に訪れた人々は拍手などでチームを後押しする。また、チャントが流れていない隙間の時間もあるため、ときに観客の叱咤や話し声が記者席にまで聞こえてきた。
選手の声がよく聞こえるのはリモートマッチと同様だが、それに観客が反応する姿は新鮮。選手たちの大声による指示に、「確かに」と耳を傾ける人の姿も見られた。
もっとも、特殊な状況ではあったが、選手には観客の熱は届いていた様子。開始1分足らずで、この試合の決勝点となるゴールを挙げた大宮DF渡部大輔は有観客試合についてこう語る。
「みなさんも声を出して応援をしたい中、拍手などをされていましたが、応援されていることを感じながらプレーすることができました。気持ちは感じましたし、いい試合にしないといけないなと思いました」
■空席問題解決に一石
最大5000人という条件があるため、当然スタジアムには空席が目立つ。そんな中、大宮は東京V戦でひとつの興味深い解決策を提示していた。
前節から使用している600超のサポーターパネルはスタンドにそのまま置き、その横にソーシャル・ディスタンスをとってサポーターが並ぶ。遠目から見ると、少なくとも“ガラガラ”には見えず、雰囲気も出ている。渡部も「試合前にゴール裏に挨拶に行ったときには、サポーターの方とサポーターパネルがきれいに並んでいて、選手同士でも『いいね』と話していましたし、とても良い雰囲気だなと感じました」と話す。
すでに再開されていた欧州各リーグでも使われていたサポーターパネルだが、実際のサポーターとパネルの組み合わせによるハイブリッドは新たな形。選手のモチベーションにも影響するだけに、今後各クラブが追随することになるかもしれない。
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July 12, 2020 at 08:14AM
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Jリーグ、4カ月ぶりの“有観客試合”の雰囲気は独特。大宮は新たな問題解決策を提示 - Goal.com
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