新年度がはじまり、新たな生活をはじめる人がいる一方で、社会とのつながりを失い、ひきこもりを続けている人がいます。
札幌市の平成30年の聞き取り調査による推計では、その数はおよそ2万人で、100人に1人がひきこもりとされています。
ひきこもりにどう向き合えばいいのか、鍵を握るのが「居場所作り」です。
【ひきこもり当事者同士の集会】
札幌市では、NPOが13年前からひきこもり当事者のための集会を開いています。
毎月3回、ひきこもりの当事者らが、自分が置かれた立場や悩みについて自由に話をします。
NPOの代表、田中敦さんは自身も元ひきこもりで、かつて同じ境遇の人に接したことで仲間ができて立ち直りのきっかけになった経験から、この会を立ち上げました。
田中さんは「ここでは、同じような経験をしてきてる人たちが集まるので話が合う」と話します。
【ひきこもり当事者の思い】
2年前から集会に参加している尾沢基さん(30)は、中学進学後に新しい環境になじめず、家族とも解決策を見い出せないまま28歳まで15年間ひきこもりの状態でした。
尾沢さんは「自己肯定できない状態が続いたことが原因でひきこもり、次はそのひきこもりが原因でさらに自己否定してしまう悪循環だった」と振り返ります。
【同じ境遇知り気持ちが楽に】
尾沢さんがひきこもりから抜け出したいと飛び込んだのが田中さんの会でした。
集会に参加した当初はほとんど会話ができませんでしたが、半年後には次第に多くのひきこもり当事者と自分から話せるようになっていきました。
尾沢さんは「自分と同じひきこもりの人と話すうちに自分が特別な存在ではなく、1人ではないと気づいた。同じように悩んでいる人がいることを知り、気持ちが楽になった」と話しています。
新しいことに挑戦したいと考えるようになった尾沢さんは去年から新聞配達の仕事を始めました。週6日朝刊を配達しています。
【当事者同士で支え合う】
今では、尾沢さんの姿が他のひきこもりの人にも影響を与えるようになっています。
ひきこもりから立ち直った人が他のひきこもりの人に寄り添い支えていく、集会ではそうした循環が生まれています。
会を主催するNPOの代表、田中さんは「尾沢さんのような人たちが増えていくことは本当に心強い。今ひきこもっている人たちが、もしかしたら自分たちもまだできることがあるんじゃないかと、前向きな気持ちになってほしい」と話していました。
集会に関する詳しい問い合わせ先は、NPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」、電話番号は、090−3890−7048です。
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April 01, 2020 at 04:53PM
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ひきこもり 鍵は“居場所作り”|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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