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【日本ハム】田中正義が気迫の8セーブ目「一歩でも引いたら打たれると思った」楽天戦のリベンジ果たす - スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム2―1ヤクルト(30日・エスコン)

 日本ハムの守護神・田中正義投手が1点差を守り切り、今季8セーブ目を挙げた。

 2―1の9回からマウンドへ。先頭のオスナを150キロ直球で中飛に打ち取ると、1死一塁から中村を152キロ直球で見逃し三振。2死から代打・川端に中安打を浴びて一、三塁のピンチを背負ったが、最後はオール直球勝負を選択し、1番・太田を154キロで空振り三振にねじ伏せた。

 気迫で押し切った。プロ7年目で「初めて」、1球1球絶叫しながら球を投じた。「もう行くしかない、一歩でも(気持ちで)引いたら、打たれると思った」。前回登板の28日・楽天戦(楽天モバイル)では1点差を守り切れず、セーブに失敗した。「正直もう後がない状況だった。細かいことは何も考えずに、気持ちでいきました」。ラストバッターは全球150キロ超え。最後は自分を信じた。

 右腕が見せた魂のリベンジで、チームは2シーズンぶりに交流戦を白星発進。昨年9月以来となる、月間勝ち越しが決まった。

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