◇22日 広島3―0DeNA(マツダ)
宝刀に威力が戻ってきた。広島・栗林良吏投手(26)が3点リードの9回に登板。先頭の宮崎はフルカウントから歩かせたものの、牧を浅い中飛、桑原を二ゴロ併殺打に仕留めた。鋭いフォークを軸にクリーンアップをねじ伏せる力投。完封リレーを締めくくり、両リーグ最多の7セーブ目を挙げた。
前カード、甲子園でのの阪神戦ではフォークが本来の切れを欠いた。18日の第1戦はフォークを中野にサヨナラ打された。20日の第3戦は1失点で逃げ切ったものの、フォークは今ひとつだった。
21日に本拠地へ戻り、専門的な目から現状を見直したという。
「数字的なことを言うと、シュート成分が多いからバットに当てやすい、落ちてない、落ちてもバットに当たりやすいという感じだった」
投球の際、斜めの傾きが大きいとシュート回転を招きやすい。「自分が縦に回転して投げるタイプなので、そういうイメージで投げるというところ」などいくつか修正ポイントを洗い出した。
「きのう(21日)の練習後とかも投手コーチの菊地原さん、横山さん、またアナライザー、データをやってくれてる方やブルペン捕手の方とかいろんな方にアドバイスをもらって試行錯誤している段階なので」
まだ修正している最中ながら、この日のフォークは「空振りも取れましたし、牧の中飛は当たりましたけど、そんなに自分の中では感覚は悪くないかなと思います」と確かな手応えは得た。
「サク(坂倉)にも『だいぶ出は良くなってきてる』って言ってもらえたので、今、変えていることをどんどん定着させていければいいのかなとは思います」
差し伸べられる手を借りながら、ステップアップしている。
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