
千葉ロッテマリーンズの小野郁投手は、東北楽天ゴールデンイーグルスから移籍して2年目の右腕。今季はすでに守護神・益田直也投手に次ぐ32試合に登板しており、いまやブルペンには欠かせない存在となっている。将来の守護神候補に名乗りを上げる剛腕に、「これまで」と「これから」を訊いた。(ロッテの若手選手にインタビューする企画の第6回)※数字は6日時点 【写真】ロッテ・井上晴哉の横に座る小さな美女は…?
2年連続のイースタンセーブ王は「恥ずかしいっていう思い」だった
西日本短大付高から2014年ドラフト2位で楽天に指名され、プロの門を叩いた小野。1年目から1軍の舞台を経験しつつ、ファームで着実に力をつけた。2018年にはイースタン・リーグ最多セーブのタイトルに輝き、遂にブレークかと思われたが、翌19年も1軍に定着することなく足踏み状態に。皮肉にも2年連続ファームセーブ王となった。 「(ファームのタイトルは)2018年は嬉しかったですけど、2019年は嬉しくなかったという訳ではないですけど、なんか恥ずかしいっていう思いが。2018年ファームでセーブ王獲って、次のステップって思っていた挙句、またファームでしか結果が出なかったっていうのは、恥ずかしいというか悔しいという思いがありました。なかなか自分でもその次のステップに行くのを自分で掴めなかったっていうのがあるんで、ほんと悔しかったなと」 そんな小野にとって転機となったのが2019年12月。鈴木大地内野手(現楽天)のフリーエージェント(FA)移籍に伴う人的補償選手としてロッテに選ばれ、移籍することになったのだ。そこで待っていたのは、守護神・益田との出会いだった。 「一昨年のロッテに移籍するって決まった年の1月の終わりぐらいに益田さんと初めてお会いして、5日間くらいですけど、自主トレさせてもらって一緒に、涌井(秀章)さんとかいるところで。そこから益田さんによくしてもらって(いる)」
守護神・益田からは『将来は俺を抜くぐらいやってほしい』
移籍1年目の2020年は、自己最多の40試合に登板するなど飛躍を遂げた小野。1軍戦力として、重要なピースとなった。そのブルペンでは、生ける教材が間近にいて、日々多くの学びを得ているという。 「試合の入り方とか、ほんと益田さんすごいなって。切り替えがすごい。ブルペンにいるときはいつも通りというか、試合の準備とかして普通にやってるんですけど、行くぞとなったときに、マウンドに行くまでの切り替えがすごいなって思います」 特に連日出番のあるリリーフ投手は、体力面だけでなく精神面でも疲労が蓄積していくもの。クローザーともなればなおさらだ。長いシーズンを戦う上で、オンオフの切り替えは重要なスキルなのだ。 そんな憧れのまなざしを向ける益田からも、小野は大きな期待をかけられている。 「まだまだ益田さんに近づけることはできないですけど、益田さんからも、『将来は俺を抜くぐらいやってほしい』という言葉もいただいている。それを糧に、いまもやらせてもらっています」 (後編につづく) 取材・文 森田深志
ベースボールチャンネル編集部
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