【パリ=三井美奈】マクロン仏大統領は10月31日、イスラム教圏で預言者ムハンマドの風刺画をめぐりフランスへの抗議デモが広がる中、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラに出演し、「ショックは理解できる。尊重する」と述べ、事態の沈静化に努めた。
マクロン氏は「私が『預言者を侮辱する風刺画を支持する』と言ったというウソが流れている。そんなことは言っていない」と述べ、イスラム圏の反応は「主にこうしたウソによるものだ」と主張した。大統領として支持しているのは「自由に考え、表現することだ」とし、フランスでは法律で風刺の自由が守られていると訴えた。
さらに、仏製品のボイコット運動は「ひどい仕打ちだ」と非難。ボイコットを呼びかける国の多くは「報道の自由がなく、預言者のみならず国の指導者すら風刺できない」と指摘した。その上で、「宗教を守るように見せかけて宗教をねじまげて人を殺し、正当化する人たちがいる」と述べ、イスラム過激派によるテロを批判した。
フランスでは10月半ば、風刺画を授業で使った中学教員が殺害されるテロが発生。マクロン氏は国家追悼式で、教員を「表現の自由を教えた」とたたえた。その後、トルコやパキスタン、アラブ諸国で、マクロン氏が風刺画を擁護したことへの抗議運動が広がった。
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