元日本ハムでドジャースの救援右腕クリス・マーティン投手(36)が、第1戦でメジャーのポストシーズン初セーブを挙げ、記念ボールをもらったことを12日付のロサンゼルス・タイムズ電子版で明かした。「たぶん倉庫に保管しておくと思う」と話している。

ドジャースは抑えのキンブレルを地区シリーズのロースターから外し、相手に応じて抑えを起用する複数人態勢にしている。初戦では、マーティンが3点リードの9回に5番手で登板。1回を1安打無失点で、ポストシーズン初セーブを記録した。「9回のマウンドはやはり違う。違わないと言ったらウソになる」と興奮を味わった。

同紙は「ドジャースのクローザーはショウヘイ・オオタニの元チームメート」のタイトルで、2010年の米独立リーグから始まり日本での経験も含めたマーティンの長い苦労の時代を振り返り、ポストシーズン初セーブまでの道のりを紹介。マーティンは日本ハム時代の大谷の思い出を「毎日、彼を見るのが楽しかった。移動のときは空港や駅にファンが押し寄せ、チームみんなで人をかき分けて歩かなければならず、クレイジーだった」と話している。