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football life:鮮やかセーブでW杯目指す 恩師の目に焼き付いた仰天プレー 谷晃生 - 毎日新聞 - 毎日新聞

東京オリンピック準々決勝のPK戦でニュージーランド2人目のキッカーを止めるGK谷晃生=カシマスタジアムで2021年7月31日、宮武祐希撮影
東京オリンピック準々決勝のPK戦でニュージーランド2人目のキッカーを止めるGK谷晃生=カシマスタジアムで2021年7月31日、宮武祐希撮影

 190センチの長身を生かした鮮やかなセーブで観客を魅了する。若きゴールキーパー(GK)がサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会の代表入りを目指し、まい進中だ。東京オリンピックで日本の4強入りに貢献した守護神のルーツをたどると、すでに中学時代には恩師を驚かせ、観客を沸かせたプレーがあった。

プロでも学生でも「見たことない」

 「プロでも学生でもあんなプレーをした選手は、彼以外に見たことがない」。そう笑いながら振り返るのは大阪学院大サッカー部でGKコーチを務める松代直樹さん(48)。松代さんは2021年までガンバ大阪のコーチとしてジュニアユースからトップチームまで数多くのGKを指導した。その中でも鮮烈な記憶として残っているのが、J1湘南の正GK、谷晃生(21)がガンバ大阪ジュニアユースに所属していた中学時代のプレーだ。

 勝てば全国大会出場が決まる試合。1点リードのままロスタイムを迎えた場面で、相手選手が渾身(こんしん)のミドルシュートを放った。松代さんが思わず息をのむと、目に飛び込んで来たのは思いも寄らぬ…

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