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プロ5年目で初セーブ 日本ハム・新庄監督がクローザーとしても期待する左腕・北浦竜次/箭内桃子のBehindTheBall⑪ - サンスポ

29日の楽天戦でプロ初セーブを挙げた日本ハム・北浦竜次

日本ハムの高卒5年目・北浦竜次投手(22)が7月29日の楽天戦(楽天生命)でプロ初セーブを挙げた。これまで4年間で通算1勝の左腕が、ブレークの兆しを見せている。

「チームが苦しい状況の中で、こうやって人がいない状況で、僕らがやっていかないといけない。すごいアピールになると思って、マウンドに立ちました」

球団内で新型コロナウイルスの感染が相次ぎ、1軍での登板チャンスがめぐってきた。1点リードの九回。まずはD8位・北山(京産大)が1死を取ると、ここで出番がやってきた。

「試合前に『北山と北浦で抑えるよ』といわれていたので、準備はできていました」。緊迫の場面でめぐってきた。1安打、1四球でピンチをつくりながらも、最後は鈴木大を遊ゴロに打ち取りゲームセット。うれしいプロ初セーブが記録された。「本当に楽しく投げられた」と笑顔で振り返った。

29日の楽天戦後は北浦を中心に円陣が組まれた

北浦は栃木・白鷗大足利高から2018年D5位で入団。150キロを超える直球とフォークなどの変化球を巧みに操る左腕だ。昨季までの4年間は通算13試合、1勝2敗、防御率6・33。そんな左腕に緊迫のマウンドを託した理由について新庄監督は「経験していったら面白い投球、テクニックをつかめそうな選手と思っていたので、抑えに行ってもらった」と説明。強気な投球スタイルと伸びしろを買われ、将来的には抑えとしての起用も見据えられている。

「持ち味は真っすぐ。真っすぐで押して押して、最後は変化球で落とすのが僕のスタイル。アピールの場なので、こうやってもらったチャンスをしっかり生かして、後半戦一戦一戦しっかりやっていきたい」と北浦。地道に結果を積み重ね、飛躍の年にする。(サンケイスポーツ・日本ハム担当)

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