＜トヨタ紡織九州＞「プロ」岩下、好セーブ連発 トヨタ紡織九州35―21湧永製薬 - 佐賀新聞

トヨタ紡織九州―湧永製薬　後半、相手シュートを阻止するトヨタ紡織九州のＧＫ岩下祐太＝佐賀市のＳＡＧＡプラザ

　第４７回日本ハンドボールリーグは２日、佐賀市のＳＡＧＡプラザなどで開幕した。トヨタ紡織九州レッドトルネード（神埼市）は、湧永製薬（広島県）に３５－２１で快勝した。

　日本代表ＧＫ候補の岩下祐太が好セーブを連発。攻撃にもリズムを生みだし、堅守速攻に貢献した。岩下は「仲間がしっかりシュートコースを絞ってくれた」と感謝した。

　６月の全日本選手権では、初戦以外の２試合は後輩の小峰大知と中村光が出場した。岩下は「それぞれ良いプレーも見せて頼もしかったが、逆に焦りも出た」と後輩の成長を喜びながらも複雑な心境をのぞかせた。

　迎えた開幕戦。「スタメンに選んでくれた岩本監督への信頼に応える」と気持ちを切り替え、相手の得点を阻み続けた。

　７月１日からチームと日本人初のプロ契約を結んだ。「コンディション調整など準備できる時間が増えた。与えられた良い環境をもっと自分の力にしたい」。プロの自覚を胸に、挑み続ける。（鶴澤弘樹）

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