5月12日放送のライオンズナイターは増田達至投手のインタビューをお届けした。5月1日に通算150セーブを達成した守護神だが、ピリピリとしたところなくインタビューに応じた。
――髪の毛を久しぶりに切ったとこのことですが、いつ以来ですか?
増田「キャンプ前です。切らなかった理由は特にありませんが、タイミングもなくて」
――髪を切ろうという気にならないほど野球に没頭していたということでは?
増田「そうです。うまいこと言いますね(笑)」
――何をおっしゃる(笑)。通算150セーブおめでとうございます! 今季、与えられたマウンドで順調に数字を積み重ねたからこそ、早い時期での達成になったと思います。現在7セーブ、失敗なし。ご自身ではどう感じていますか?
増田「いいときも悪いときもありますが、悪いなりに抑えられていると思います。疲れも出てくるでしょうが、しっかりと自分の役割を果たせればいいなと」
――大型連休までで、よくないときってありました?
増田「ありましたよ。自分の中でフォームがしっくり来ていないときもあるので、そこは試行錯誤しながらやっています」
――体調はいいんですか?
増田「怪我なく順調にきているので、いいと思います」
――昨年、ファンのみなさん心配していましたよ。下半身のコンディション不良といわれて。
増田「それもいまは大丈夫です」
――ライオンズの守護神といえば豊田清・現投手コーチでした。あの方は現役時代にルーティンを守っていたんです。たとえば球場入りする前は決まったおそば屋さんで決まったおそばを食べるとか。練習が終わったあとはメディアと雑談をするとか。増田さんはゲームのある日にこれをする、というのは?
増田「ないですね(笑)」
――予想通りです(笑)。では試合がある日のざっとしたスケジュールを教えていただけますか?
増田「朝起きて家でご飯食べて、球場来て、ちょっとしたトレーニングや体の手入れなどをして。シャワー浴びて、練習して、上がってきて、ミーティングして、ちょっとゆっくり風呂に使って、試合に臨んで、終わって少しゆっくりして、風呂入って帰る……という感じですね」
――試合が終わってゆっくりするというのは?
増田「選手たちとしゃべって、そろそろ帰るか、みたいな感じです」
――守護神ですけどピリピリしたところがなくていいですね(笑)。オリックスの平野投手と自主トレをしていますね。もうどれぐらいになりますか?
増田「1年目(2013年)のオフからです。きっかけは岸田護さん(現オリックス投手コーチ。同じNTT西日本出身)にお願いして」
――岸田さんは引退されています、現在はどなたと?
増田「オリックスの比嘉さん、阪神の秋山くんとの4人がメインで、年によって1人増えることも」
――平野投手からどういうことを教わりました?
増田「フォークの握りだったり、ブルペンでの過ごし方だったりですかね」
――いちいち落ち込んでいられない、といったメンタル面を学んでこられたのかな、と想像していたんですが。
増田「平野さんも、その日に打たれても抑えても、次の日には切り替える、といったことを話していましたね」
――それを聴いて増田さんも切り替えられるようになった?
増田「いや……。でもそうですね。それまではやっぱり引きずるというか、気にしていました。次に投げるときまで。不安もありました。抑えはやはり大変だと思います」
――現GMの渡辺久信さん、監督最後の年となった2013年に2試合、増田さんが先発をしたことが懐かしく思えます。それからずっとリリーフですが、先発したくはありませんか?
増田「もう少し年齢がいったらやりたいとは思います。36、7歳でしょうか」
――あと2、3年です。それはなぜ?
増田「僕自身もたぶん球速が落ちてくるんですよ。そうしたら技巧派になりたいなと。長いイニングをごまかしながら投げて(笑)」
――(笑)。打たせてとる増田さん、まだ想像できないです。
増田「頑張って5か6イニングを(笑)。」
――そんな増田さんも見てみたいですが、まだまだ厳しい抑えの場面を任されると思います。最後にライオンズファンに決意表明を。
増田「1試合でも多くチームに貢献するだけだと思います。引き続き応援よろしくお願いします!」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナ
【西武】増田達至投手インタビュー…150セーブ達成、先発に意欲は? - 文化放送
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