(セ・リーグ、巨人3x-2ヤクルト=延長十回、5回戦、巨人4勝1敗、9日、東京D)歓喜のシーンをイメージし、マウンドに向かった。劇勝を引き寄せたのは、デビューから7試合連続セーブ中だった巨人のドラフト1位・大勢投手(22)=関西国際大。十回に4番手で登板すると、上位打線を三者凡退に仕留めて攻撃へのリズムをつくり、プロ初勝利をつかみ取った。
「勢いを持たせてサヨナラにつなげたいと思っていました。鳥肌というか、本当にプロ野球選手はすごい」
初々しい言葉とは対照的な度胸満点の投球だった。3番・山田にはオール直球勝負。5球とも150キロを超え、最後は156キロで空振り三振に斬った。
先発完投型の投手ではなく、リリーフに憧れてきた。「緊迫した場面で出て、流れを変える投球をしたいというのは、ずっと心掛けてやっていた」。抑えを担う黄金ルーキーは日々、理想像に近づいている。(鈴木智紘)
■データBOX 巨人の新人・大勢がプロ初勝利。記録を更新していたデビューからの連続セーブは「7」で止まった。巨人の新人投手の勝利は3日の赤星(先発、対阪神)に次いで今季2人目。巨人で同一シーズンに複数の新人投手が勝利を挙げたのは、2019年の高橋優貴(5勝)と戸郷翔征(1勝)以来3年ぶり。4月までに2人が初勝利したのは、03年の久保裕也と木佐貫洋以来19年ぶり。
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巨人・大勢、プロ初勝利 連続セーブは止まったけど・・・圧巻の投球 - サンケイスポーツ
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