野球殿堂博物館(東京都文京区)は14日、今年の野球殿堂入りを発表し、競技者表彰のプレーヤー部門で高津臣吾氏(53)と山本昌氏(56)が選ばれた。特別表彰では元東海大学総長で首都大学野球連盟の設立や野球の国際化に尽力した故・松前重義氏が選出された。
昨年、監督としてヤクルトを日本一に導いた高津氏は、現役時代に日米通算313セーブをマークした。有効投票数361票のうち311票(86・1%)を得て候補7年目で殿堂入りとなった。山本氏は史上最年長で200勝を達成し、プロ野球史上初の50歳代での登板も果たした。候補2年目で307票(85・0%)を集めた。プレーヤー部門での選出は3年ぶり。エキスパート部門はランディ・バース氏が4票足りず、2年連続で該当者なしとなった。
松前氏は特別表彰委員会(有効投票数11)で9票を得た。作曲家の故・古関裕而氏は8票で、1票足りなかった。
殿堂入りは今回の3人を加え、212人となった。
プレーヤー表彰の上位得票者
得票数
◎高津 臣吾 311
◎山本 昌 307
A・ラミレス 209
川相 昌弘 183
谷繁 元信 167
黒田 博樹 165
宮本 慎也 159
(有効投票数361。◎が殿堂入りで271票必要)
300セーブと200勝、高津氏・山本昌氏がプロ野球殿堂入り - 朝日新聞デジタル
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