4年ぶり決勝進出の清水東高は、GK服部幸太郎(3年=清水FC出身)が好守と声で魅せた。後半17分、左から崩され、決定的なヘディングシュートを放たれたが、左手一本でビッグセーブ。指導を受けている先輩の助言でクロスの際のポジショニングを修正していたという守護神は、ニアへのシュートを素晴らしい反応で止めて見せた。
加えてこの日、印象的だったのが声だ。「本当に下手くそなので、自分は」と自己評価する服部は、「外すな!」よりも「次、決めよう!」など常に前向きなコーチング。報道陣に声を絶賛されて照れ笑いを見せていたが、彼の発する声がチームを引き締め、また雰囲気を良くしていたことは間違いない。
「自分のことを見てくれた人には声とか出して。チームの雰囲気を良くしよう、苦しい時に声を出せるようにしよう、とやってきました。自分は声とか雰囲気の面で貢献しようとしていました」
準々決勝の藤枝東高戦ではPK戦でも活躍。一方でこの日、後半36分に喫した失点は「防げたと思っているので。(チームメートに)救われた」と語るGKが、決勝でも仲間を声で支え、シュートを止めて勝利に貢献する。
(取材・文 吉田太郎)
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清水東はGK服部幸太郎がビッグセーブと声で決勝進出に貢献 | ゲキサカ - ゲキサカ
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