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初日首位クアルタラロ、リヤタイヤのグリップに苦戦。ヤマハの“持病”が顕在化? - Motorsport.com 日本

 MotoGP第4戦チェコGPの初日走行がブルノ・サーキットで行なわれると、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロが1分56秒502で総合トップタイムを記録。ヘレス2連勝の勢いを継続しているように見えた。

 しかしクアルタラロがマシンの状態に満足していないことは傍目にも明らかだった。彼は後にリヤタイヤのグリップが落ちることが主な問題だと語り、策を見つける必要があるとした。

「ちょっと難しかったね。1周のラップなら速いのはわかっているんだけど、ペース面ではそれより難しいんだ」と、セッションを終えたクアルタラロは語った。

「ピットに戻ってきて、落ち着きを取り戻した後に最初にチームへ話したのは『マシンには本当に良いフィーリングが感じられている』ということだった」

「唯一の問題は、単にタイヤのタレが大きすぎるということだ。でもこの問題は他のみんなにもあることだ。タイヤの一貫性が本当に悪いんだ」

「マシンを快適に感じるには本当に重要なんだ。ただ問題がどこにあるかは僕らもわかっている。だからちょっと戸惑ったけど、ポジティブだよ」

 今回クアルタラロが訴えたリヤタイヤの消耗だが、これはヤマハがこれまでにも抱えてきたモノだ。ただ2020年用にミシュランが持ち込んだ新タイヤはグリップが高いこともあり、今季のヤマハは好調さが目立っていた。

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 そうした中、ブルノ・サーキットのグリップの低さによって過去の問題が顕在化したことで、クアルタラロは困惑しているようだ。なおブルノ・サーキットは2008年以降路面の再舗装を行なっていない。

「路面に十分なグリップがないと、それが僕らには問題になるんだ」とクアルタラロは言う。

「そういうとき、ドゥカティはどうやってマシンを引き起こして、その(大きな)パワーをラップタイムに繋げるかを理解している。僕らにとってはそれがより難しいんだ。なぜなら僕らはコーナースピードでタイムを得ているんだ。その時は(リヤタイヤを)スピンさせたりしていない」

「そして実際には、多くのスピニングがあって、ちょっと驚かされた。新しいミシュランタイヤのトラクションは良くなっていたことも、その驚きの理由だ。たださっき言ったように、ちょっと変だから、チームと解決策を見つけるために作業を続けたい」

「コンディションはだんだん良くなっていくだろう。それはわかっている。ここではちょっと前に雨がかなり降っていて、トラックはそんなにいい状態じゃなかったからね。この問題に取り組んで行くつもりだし、もうチームと解決策について考えているんだ」

 こうしたクアルタラロのコメントと似た内容を、ヤマハファクトリーのマーベリック・ビニャーレスも語っている。

 ビニャーレスは凹凸の多いブルノ・サーキットではタイヤの一貫性が鍵となるだろうと考えているのだ。

「かなり難しいね」

 ブルノ・サーキットの路面状況がヤマハの強みであるコーナリングの邪魔になっているかと訊かれると、彼はそれを肯定した。

「長くバンクを維持できないんだ。それは沢山のバンプ(路面の凹凸)があるせいだ。それでマシンを素早く引き起こす必要があるんだ。とにかく、明日は良い解決策があると思う」

「ヘレスとはパワーの使い方がちょっと違うから、電子制御にはかなり取り組む必要がある。ヘレスはもっと滑らかなトラックで、グリップも優れていたからね。ここは完全に異なるトラックで、レースを戦いたいなら、タイヤの一貫性が鍵になると思う」

 

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August 07, 2020 at 05:56PM
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