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考え悩むことは僕の日常 現実受け入れ、解決策模索 - 日本経済新聞

サッカーのない2カ月間、僕は結構忙しい日々を過ごしていた。午前中に自主トレーニングをし、午後は休校中でオンライン学習をする子供たちの勉強を見る。家にいるという環境のせいか、2人の息子はなかなか集中できない。親がそばにいるだけでも随分と違う。その後、庭で一緒に遊び、体を動かす。

そして家事を手伝う。食器を洗い、掃除をしたり、料理を作ったり。自分にもできることがいろいろあると分かった。今までは「サッカー」を理由に「やらなくて当然」と許され、妻に甘えっぱなしだった。今後もできる限りは家族のために時間を使っていきたい。その時間は自分にとっても有意義なものだから。

新型コロナウイルスを抑えるための非常事態宣言はスペインでは延長が続いているが、5月に入ると、一部で外出制限が緩和されるようになった。スペインリーグもクラブでの練習が再開し始め、5月7日にはメディカルチェックのため、僕も約2カ月ぶりに自宅のあるサラゴサからクラブのあるウエスカへ向かった。

スペインリーグもクラブでの練習が再開し始めた(11日、練習するアトレチコ・マドリードの選手たち)=ロイター

コンディションを維持するための自主練習ばかりの日々は、自分にとってボールを使ったチーム練習がいかに重要かを改めて痛感させた。毎日の練習があるからこそ、「もっとうまくなりたい」「今度はこんなことをやってみたい」というモチベーションが生まれてくる。

だから、チーム練習やリーグ戦の再開を心待ちにしていたが、久しぶりにクラブハウスに行ってみると、ピッチを見て、無条件で心躍るというわけではなかった。選手の中には、大きな不安を抱いている者も多い。接触が多い競技だけに感染リスクを危惧するのは当然だろう。自分だけではなく、家族にもうつす可能性があるわけだから。

感染リスクを減らすには無観客にするだけではなく、チーム内での行動の見直し、選手をホテルに隔離した上でリーグ戦を行うとか、いろいろな対策を施さなければならない。練習が再開しても、すぐさま以前と同じように、サッカーができるわけではないと覚悟している。

昇格争い最中のリーグ戦の行方、移籍市場……。今は想像できない様々なことに影響は及ぶだろう。

2部で活躍し、スペインリーグ1部でプレーしたい。その後、イタリア1部でもプレーしたいという僕の目標も今回のコロナ禍は障害になるかもしれない。でも、それも一つの壁として受け入れて、乗り越えていくしかない。

僕は日ごろから悩んだり、考えたりを繰り返している。そうやって解決策を模索し生きてきた。悩むことは現実を受け入れる上で必要な時間だから、これからも悩んだり、考えたりは続いていく。

(ウエスカ所属)

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May 13, 2020 at 02:00PM
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1 Response to "考え悩むことは僕の日常 現実受け入れ、解決策模索 - 日本経済新聞"


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