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量販店、映像制作会社から製造業まで!事例で見る、コンテンツ配信・最新事情 大容量ファイルの多拠点配信を考える - 日経 xTECH Special - 日経テクノロジーオンライン

この企業が採用したのが、「SkeedDelivery」である。

SkeedDeliveryは、独自の自律分散ネットワーク技術により、多拠点に向けて高速に大容量コンテンツを一斉配信するソリューションだ。特長は「バケツリレー方式」のデータ配信。具体的には、中央のデータセンターから各拠点に直接データを送るのではなく、A拠点からB拠点、B拠点からC拠点というように、データ転送を順次行っていく点にある。

また、いち早く受信が完了した拠点は、配信状況を自律的に確認し、まだ受信が完了していない拠点に向けて多重配信を開始する。これによりデータが全拠点に行きわたるまでの時間をさらに短縮。100拠点へ配信する場合、中央からの配信に比べて所要時間を1/100以下に短縮できるという。加えて、すべての機能がソフトウエアだけで完結できる点は、ほかのコンテンツ配信の仕組みにない強みといえる。サーバー機器や広帯域な回線といった追加のハードウエア投資を行う必要はない(図2)。

SkeedDeliveryを利用すれば、DVD配布に比べて効率化が図れるのはもちろんのこと、従来型のオンライン配信に不可欠だった配信側サーバーの性能や、広帯域な回線がなくても、高速なデータ配信が実現できるようになる。

この家電量販店チェーンも、それまで拠点間をつないでいた通信回線の拡張や増設を一切行うことなく配信環境を構築できたという。

これにより、月3~4回しか更新できなかったコンテンツが週3~4回ペースで更新可能になった上、店舗の手間も大きく削減。かつてはこのDVD再生業務のために何十名もの社員が携わっていたが、現在はわずか3名で運用している。空いたリソースを販売業務に割り当てられるようになったほか、コンテンツ制作の時間も拡充して質的な向上も実現した。

さらに、品切れなどによって急なコンテンツ差し替えが必要になった場合も、迅速に対応できる環境が整った。これらを含め、トータルでのコスト・工数削減効果は、専用回線を敷設して運用した場合との比較で、年間数千万円に上るという。

また、あるハウスメーカーでは、膨大な建材のCADデータを、SkeedDeliveryでデータセンターから全国数百拠点に配信する環境を検討している。現在はDVDで配布しているが、それに比べて大幅にデータ更新サイクルを短縮できるという。ほかにも、社員教育用のeラーニングコンテンツ配信や、ホテルチェーンでのオンデマンド動画コンテンツ配信、映画館でのハイビジョン動画コンテンツ配信など、多様な業種で活用することが可能だ。

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April 15, 2020 at 10:36PM
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