バルセロナから期限付き移籍中のコウチーニョを例に説明 「話し合う必要がある」
ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)が、6月30日までにシーズンが終了しない場合の扱いについて、期限付き移籍中のブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョを例に挙げて話している。スペイン紙「AS」などが報じている。
ドイツでは新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が中断している。欧州全体でその状況は同様で、再開の可否についての議論やシーズンの終了を6月30日より先まで伸ばすかどうかの議論は続いている。そうしたなかでルンメニゲCEOは契約の切れ目を超える場合の具体例を挙げ、国際サッカー連盟(FIFA)との調整が必要だと話した。
「結局のところ、(ジャンニ・)インファンティーノ(FIFA会長)と話し合う必要がある。例えば、6月末までコウチーニョがいるかなど、解決すべき緊急の質問がある。ブンデスリーガは6月30日までに終了するのか。チャンピオンズリーグをその後でプレーする必要がある場合はどうか。コウチーニョを起用できるのか。今後数週間で、これらの問題について話し合わなければならない。FIFAは賢い解決策を見つけ、クラブが影響を受けないようにすべきだ」
ルンメニゲCEOが話したように、コウチーニョはスペインの強豪バルセロナから期限付き移籍中だが、両国でシーズンに対する考え方が分かれた場合、選手保有の優先権をどちらが持つのかは難しい判断だ。また、6月までに国内の試合を消化して、CLの試合を7月に短期間で行うような判断になった場合もまた、コウチーニョのような選手は微妙な立ち位置になる。
最終的にはFIFAの判断を待たなくてはいけないという立場を崩していないルンメニゲCEOだが、契約満了を迎えるような選手たちだけではなく、期限付き移籍の扱いという問題もある。シーズン終了を6月30日までに迎えられなかった場合、解決すべき課題になりそうだ。(Football ZONE web編集部)
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April 06, 2020 at 06:42AM
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